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問題解決改善事例

ロールワイパー導入で製品品質安定、不良率軽減、ランニングコスト低減ができます (F社)

2012年08月20日

対象機種:CNCパイプベンダー MS-80R(1998年納入機)
     ※自動車用フューエルインレット曲げ加工設備

 


≪現状の課題≫

パイプベンダーの曲げ加工を行う上で重要な曲げ用金型では、次の金型での構成が多い。

   ①曲げロール、②締め型(クランプ型)、③圧力型(プレッシャー型)、
   ④芯金、⑤ワイパーダイ、⑥チャック爪

  ・この内、ワイパーダイについては曲げ加工時、パイプの内側のシワ防止の為に
   取り付けるが、パイプ本体にキズを付けないようにさせる必要があり、
   金型の材質をパイプ本体より柔かいものにしている。
  ・しかし、金型の材質が柔かいと、金型の摩耗が激しく、約3000本で金型交換を
   実施しなければならない場合があり、ランニングコストが高くなる。
  ・またワイパーダイは、組み付け後の調整が必要で、金型の段取りに時間を
   要する場合が多い。

 

hosoi_ワイパーダイ.JPG

 

≪新たな金型選定≫

 

ロールワイパーの検討
   
・ワイパーダイの材質の多くは、銅・アルミ合金を使用しており、
 金型の消耗が他の材質と比べ早く、金型交換頻度が短くなっております。
・ロールワイパーは、このワイパーダイに相当部分の材質を一般的に使用しているもの
(主にダイス鋼)を使用し、さらに、金型の表面にタイシー処理を施している為、
 金型の摩耗が非常に長くなります。
・また、曲げロール型とワイパーダイを一体化させる事で金型段取り時の調整が
 必要ありません。


 

ロールワイパー導入時の取り組み≫

 

ロールワイパーは、金型を取付る機械側の改造等がほとんど必要無く、
 比較的スムーズに導入可能です。
・また、曲げロール・ワイパーダイ以外の曲げ金型については、
 お客様が保有されているものをそのままご使用頂ける場合が多く、
 金型製作コストが軽減できます。

 

ロールワイパー導入後の効果予想≫

 

製品の品質が安定、不良率軽減、ランニングコスト低減。

・ワイパーに当たるシワ取り部は、曲げロールと一体化させ、
 表面には耐摩耗性の表面処理を行っています。
 この為、従来のワイパー型に比べ耐久性は格段に向上致します。
・万一、長期間の使用中に表面処理のハガレ等が発生しても、
 再処理を行う事が可能で、交換時の高度な微調整等は必要ありません。
・また、一般の金型と違う点は、シメ型と言われるパイプをクランプする部分が、
 ワイパーダイの様な形状をしております。
 この材質はダイス鋼等の硬い材料に熱処理を行っている為、
 ワイパーの様な摩耗が発生する事はありません。
・金型の交換(再処理)の頻度は、およそ以下の通りです。

 ①従来型     :3000本/回
 ②ロールワイパー型:100000本/回
 
 上記のように、ロールワイパーは従来型と比べ金型の交換頻度が長くなり、
 ランニングコスト低減になります。

hosoi_ロールワイパー金型.JPG

 

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