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カーエアコン用枝管付き2重管アセンブリパイプのロボットベンダーによる全自動曲げ導入事例

導入対象機種 WINロボットベンダー T-WIN20型+T-WIN25型システムのご紹介です。

 

1.加工ワーク

 二重管パイプに枝管パイプが2本分岐している形状のパイプを加工します。

 形状は以下の図を参照ください。

 

 

 

2重枝管パイプ(カーエアコン用配管)のサムネイル画像

 2.お客様の課題

  今までのベンダーでは、枝管がある状態で曲げ加工を行うと、「曲げの干渉」が発生して、うまく曲がらない為に、曲げ加工後に、枝管を溶接していました。溶接作業は、パイプが曲がっているので、複雑な溶接治具で溶接作業を行っており、加工サイクルが長い課題を抱えていました。

 

 3.弊社設備の特徴

 ①カーエアコン用2重管パイプに、2本の枝管を溶接にてアッセンブリしたのちに、曲げ加工を行います。

  さらに枝管には、ホース用スリーブ・中間ブロックも付けております。

  従来型ベンダーではあり得ない形状の曲げ加工が実現できました。

 ②メインパイプとなる2重管をT-WIN25型ロボットベンダーにて曲げを行います。

 ③T-WIN25にて曲げられたパイプを、ハンドリングロボットにて掴み、枝管パイプをT-WIN20にて

  曲げ加工を行います。この時、ハンドリングロボットをチャックとして使用しているため、

  パイプの方向を自在に変えることにより、曲げ加工を可能にしています。

  また、それでも干渉してしまう箇所は、ハンドリングロボットが1曲げベンダーに

  パイプを投入し、後曲げも自動で行っています。

 ④直線状態のパイプを溶接するため溶接工程が単純になり、枝管を後付けするため複雑な溶接

  治具も不要になります。

 

 

 4.システムレイアウト

 

カーエアコン用枝管加工ラインのシステムレイアウト  

  

  

担当部署: 営業技術
担当者名: 安藤

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