▼ロールワーパー式金型ユニットの外観
標準的な曲げ金型では、曲げロールとワイパーを下図のようにセッティングする事が理想的です。
しかし、実際の金型段取りでは、曲げトライを行いながらワイパーをセットする事が多く、段取りに時間がかかり、熟練者の技術を必要とする場合があります。
また、曲げ加工時、パイプ曲げの内側にキズを付けないようにする為、ワイパーの材質を銅・アルミの合金にすることが多いのですが、ワイパーの先端
は非常に薄くなっており、量産加工では、ワイパーの先端が摩耗しやすく、製品品質が不安定になります。
一般的に、約2000曲げ加工でワイパーを交換・修正しています。
ロールワイパー式金型ユニットの構成は、下図のように曲げロールとワイパー部が一体式となっている為、従来の曲げロールとワイパーとの微調整が必要なく、金型
段取り時にスキルを要する事がありません。
金型の材質もダイス鋼にTic処理を施しているので、パイプにキズを付ける事無く安定した品質を維持できます。
使用例 | φ50.8×R80 :3曲げ製品 | 1000本/1日 | 20日/月 36ヶ月使用 |
φ60.5×R120:3曲げ製品 | 700本/1日 | 20日/月 48ヶ月使用 | |
φ65.0×R130:3曲げ製品 | 700本/1日 | 20日/月 48ヶ月使用 |
A社 | ① φ76.3×t2.3×R130 ② φ42.0×t2.0×R 54 ③ φ38.1×t1.5×R 50 |
サスペンションメンバーパイプ用 インテークマニホールドパイプ用 エキマニパイプ用 |
B社 | ① φ80.0×t1.5×R120 ② φ54.0×t1.5×R 54 ③ φ48.6×t1.5×R 60 |
マフラーパイプ用 エキマニパイプ用 エキマニパイプ用 |
C社 | ① φ59.0×t2.5×R 65 ② φ25.4×t1.2×R 25.4 |
インテークマニホールドパイプ用 ウォーターパイプ用 |
D社 | ① φ25.4×t1.2×R 50 | インレットパイプ用 |
その他、多くのお客様でご使用頂いております。
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