1970年代に、日本で初めて「コンピュータ制御によるパイプ曲げ加工の自動化」に成功した、オプトンオリジナルのパイプベンディングマシン（ベンディング＝曲げ加工）。1977年に開発した1号機は、日刊工業新聞の「日本十大新製品賞」を受賞し、瞬く間に業界を席巻しました。
以来40年以上にわたって改良・進化を繰り返し、現在ではIoTなどの最先端技術と連動した、ロボットベンダーによるFA（工場の自動化）システムの構築など、業界をリードする新技術の開発に挑んでいます。

「パイプ曲げ加工後の製品検査に困っている」という現場の声から生まれたのが、オプトンの3D測定機です。それまでは、パイプの曲げ角度など最終の製品測定を人力に頼っていたために、モノづくり現場ごとの測定方法の違いから、正確に製品を測定することが困難でした。
そこで、3Dスキャンによる測定と、図面データとの照合によって正確な測定方法を確立。以来、パイプ曲げ加工業界のみならず、各種自動車部品やプレス加工による大型プレス品のキズ検知などへ活躍の場所を広げています。

従来の世界最高峰とされる「油圧サーボバルブ」を超える、新原理の油圧制御源であり、油圧ポンプとACサーボモーターのハイブリッド構造となっていることが特長です。従来の油圧方式と比較し、省エネ・小型化・高精度を実現。「省エネ・省資源に大きく貢献した」との高い評価を受け、「2014愛知環境賞」で銅賞を受賞しました。
現在では、オプトンのパイプベンディングマシンに搭載されていることはもちろん、さまざまな工作機械の駆動源として多彩な産業で活躍する製品となりました。

工作機械の動作を指示するNC制御プログラミングの知識がなくとも、制御プログラムが自動生成できる装置です。従来の工作機械の制御技術を大幅に進歩させる制御装置として、私たちが長年培った制御理論をもとに新たに開発に取り組み、実現させました。
工作機械を操作するエンジニアは、タイムチャートやフローチャートのみを入力すれば、最適な動作プログラムが自動的に生成され、制御ソフトが完成します。いわば、工作機械を動かすための全く新しいOSであり、業界のスタンダードを構築する試みです。