2013年08月05日
【従来ベンダーの生産状況】
①製品名:トーショーバー(自動車トランクを開ける部品)
②ワーク:φ6~φ8丸棒×1,500mm(材質:バネ鋼 引っ張り強さ:171Kg・m)
③曲げ数:18曲げ
④既存設備:直行型CNCパイプベンダー30型+前方投入ローダー+アンローダー
⑤サイクルタイム:85秒/本
⑥生産数:450本/日(12H稼動)
【お客様のご要望】
①生産時間を8Hにし、残業をなくす為に
ロボットベンダーを導入し生産効率を30%UPしたい。
・通常ベンダーでトーショーバーの曲げ加工をすると曲げ加工時にワークがたわみ易く加工
スピードを速くすると曲げ形状がばらついてしまう。
②製品形状の安定
・ワークのたわみの影響を受け曲げスピードを遅くしても多少のばらつきが発生する。
③製品切り替えの段取り時間を短縮したい
・製品切り替え時、パイプベンダー金型、ローダー・アンローダーの段取り替え及び微調整を
行なっている。
④職場環境を改善したい
・油圧ポンプの騒音を無くしたい。
・油漏れを無くしたい。
・作動油の冷却(水冷)を無くしたい。
【オプトンからのご提案内容】
ロボットベンダーT-WIN25システムのご提案をいたしました。
T-WIN25(センターチャック仕様)
【提案システム仕様】
①
ロボットベンダーT-WIN25
<特徴>
・6軸ロボットに曲げヘッドを搭載したパイプベンダーなので投入・曲げ加工・排出を
ロボットベンダー1台で行えます。
・曲げながら投入・排出が行えるので2曲げ分の加工時間が短縮できます。
・ワーク固定で曲げヘッドが移動しながら曲げ加工を行いますのでワークがたわまず
精度が安定し、加工速度も速くなります。
・
DDVサーボポンプを油圧駆動源としているので静かで省エネ設備です。
【導入効果】
①生産時間12H稼働から8H稼動に短縮できました。
・サイクルタイム85秒/本から60秒/本となりました。(生産効率30%UP)
・ロボットベンダーの特徴としてロボットがワークの廻り旋回するのでワーク捻らずに
加工でき、加工スピードUPを実現しました。
・センターチャックの使用によりワークの両サイドから曲げ加工を行う事で、
ワークの揺れを抑える事でスピードUPを実現しました。
②製品形状の安定
・不良率3%が0%となりました。
③製品切り替えの段取り時間短縮ができました。
・10分から5分に短縮しました。
・
DDV式NC油圧ポンプを駆動源としている為、圧力型の締込み量を操
作盤上で設定出来、作業者による微調整がなくなりました。
・ロボットベンダーはアンローダーの機能を果たすので別設備としてのアンローダーが不要と
なり 調整時間短縮できました。
④職場環境の改善が出来ました。
・
DDV油圧サーボポンプを駆動源としている為、従来油圧ポンプの大きな騒音がなくなりました。
又、油温も上昇しないので冷却も不要となりました。
お問い合わせはこちらから群馬営業所 遠山