2013年11月15日
【従来ベンダーの生産状況】
① 製品:トラック用エキゾーストパイプ(マフラーパイプ、テールパイプ等)
② ワーク:φ60.5~φ80のステンレスパイプ
③ 従来の工程
1) 定尺材から切断
2) パイプベンダーで曲げ加工
3) 曲げ始め直管部と曲げ終り側直管部の後切り切断
4) バリ取り
【お客様のご要望】
① 定尺材から切断する工程(工数)を無くしたい
② 曲げ加工後の後切り切断工程(工数)を無くし省人化したい
③ バリ取り工程(工数)を無くしたい
④ 歩留まりを向上させ、無駄な端材を無くしたい
⑤ エルボパイプの極小曲げを内製化したい
⑥ 騒音のない静かな設備にしたい
⑦ 省エネに対応した設備にしたい
【オプトンからのご提案内容】
究極の歩留まり改善が実現できる極小曲げ対応の
カットオフベンダーをご提案をいたしました。
【提案設備仕様】
極小曲げ対応
カットオフベンダーパイプベンダーECO-85T-1D-C
<特徴>
・パイプベンダーにプレスカット機能がついているので究極の歩留まりが実現できます。
・極小曲げ対応が可能です。
・
DDVサーボポンプを油圧駆動源としているので静かで省エネ設備です。
・オプションのワイパーりトラクター(ワイパー逃げ装置)でさらに歩留まりが向上。
【導入効果】
① 材料歩留まり
・φ65×1.5tのSUSパイプで加工するテールパイプで86万円/月の歩留まりが向上。
・φ65×1.6tのSTKM材で加工するテールパイプで75万円/月の歩留まりが向上。
② 工程削減・省人化
・定尺材から切断する工程及び後切り切断工程70h/月工数がかかっていたが、
工数0になった。又、作業者も2名不要となり人件費0円となった。
③ 極小曲げ
・今までエルボパイプを購入していたが内製化できるようになり、エルボパイプ
の購入が不要となった。
・エルボパイプと曲げ加工したパイプを溶接しで完成品にしていたが、全てを
曲げ加工で完成品にする事ができるようになった為、溶接工程が不要となり、
工数27h/月の削減となった。
・取引き先からの極小曲げ加工依頼に対応できるようになり、加工引き合いが多くなった。
④ 設備の 騒音
・
DDV油圧サーボポンプを駆動源としている為、従来油圧ポンプの大きな騒音がなくなり、
又、油温も上昇しないので冷却も不要となった。
⑤ 消費電力
・消費電力は汎用油圧ポンプの設備と比較して約1/4となります。
詳細は下記の測定結果をご確認ください。