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問題解決改善事例

ナット付きパイプの曲げ加工省人化

2014年01月09日

対象製品:小径油圧配管(自動車用ブレーキチューブ、フォークリフト油圧配管等)

【一般的なパイプベンダーでは何が問題か?】

両端にナットが挿入されているため材料供給や曲げ加工時のナット位置規制が必要。
(ナットが固定具等で固定されていれば問題ないが、通常はフリーのものが多い)

  ・材料供給時にナットをクランプやチャックで傷つけないように配慮が必要。
   ⇒例えばエアブロー装置によりナットを端部に寄せる。
    あるいは品種毎にナット位置決め補助具を用意する。

  ・曲げ加工時にナットが曲げ金型内に進入しないような配慮が必要。
   ⇒例えばエアブロー装置によりナットを曲げ金型外に移動させる。
    あるいは金型に進入防止ガイドを取り付ける。

ロボットベンダーを活用することにより問題を解決します】


一般的なパイプベンダーでは成し得ない動作、機能により問題を解決できます。
 ・材料を傾けながらチャック装置に投入が可能。
  ⇒ナットの自重によりナットを材料端部に寄せられるためエアブロー装置が不要。
   もう片端のナットは曲げ金型でナットをサポートしながら寄せられます。

  ・曲げ始めヒネリ角度を任意で設定できる。
   従来型のパイプベンダーはフロアに対し、水平方向でしか曲げができないが
   ロボットベンダーであれば曲げ始めを90°傾け(縦曲げ)加工が可能であるため
   先端側のナットを金型内に進入させないようにできます。

ロボットベンダーの加工フロー】

具体的にどのような動きをするのか。

 ①材料をローダー(ストッカー)に並べる。
 ②ローダー(ストッカー)から材料を傾け、ナットを材料端部に寄せてチャック装置に投入。
 ③先端側のナットを曲げ金型でサポートしながら材料端部に寄せる。
  ※この際に【曲げ始めヒネリ角度】を設定することによりナットの金型内進入を防止。
 ④最終工程の曲げを行いながら排出することにより加工効率を向上させる。
 ⑤以降、工程を繰り返す。
   ※加工データを切り替えながら多品種を混在させることも可能。(多段ストッカー使用)

【メリットまとめ】

一般的なパイプベンダーと比較して以下のようなメリットがあります。
 ・エアブロー装置やナット位置決め補助具等が不要⇒イニシャルコスト軽減
 ・エアブロー装置を使用しない⇒ランニングコスト削減と環境負荷低減
 ・ロボットベンダー特有の機能【曲げ始めヒネリ角度】【排出曲げ】【多段ストッカー】の活用
  ⇒安全・確実で高効率な生産を実現
 
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中部営業所 加藤聡

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